2008年01月28日
「耐震」「制震」「免震」
皆さんは「耐震」や「免震」、また最近よく耳にする「制震」という言葉をお聞きになったことが
あると思います。
簡単に言うと次のような解釈になると思います。
「耐震」…構造体を筋交い(在来工法)や構造用面材等で強化することにより、地震の揺れに対
する抵抗力を強化させること。
「制震」…壁体にオイルダンパー等の制震装置を設置し、地震の揺れを吸収・軽減すること。
「免震」…基礎と土台の間に免震装置を設置し、地震の揺れを上の構造体に直接伝えない
こと。
こんな感じです。
コストパフォーマンスでは、「免震」>「制震」>「耐震」の順となり、「免震」は「制震」の
約6~8倍の金額です。
それではどれが一番いいのでしょうか?
阪神淡路大震災の時、「新耐震(1981年制定)」の設計基準を守ってつくられた住宅におい
ては、木造軸組住宅でもツーバイフォーでもプレハブでも、倒壊した住宅の割合はほとんど
変わりませんでした。
さらにこの大震災を契機に震度6強から7程度の地震に耐えられる耐震基準に建築基準法が
強化されました。
よって最近の新築の場合は「耐震」については問題ありません(偽装していなければ…?)
耐震改修の場合は、まず建築年や図面の有無などの確認が必要となります。
最近特に注目されているのが「制震」です。某ハウスメーカーでは、振動エネルギーを熱エネ
ルギーに変えて吸収してしまうというものもありますが、様々なメーカーが独自の製品を開発
し商品化しています。
「耐震」だけでは大きな力をまともにうけてしまうので、力が大きければ大きいほど建物にかか
る負担も大きくなり、破壊に至る場合がありますが、全部ではないにしても、ある程度エネル
ギーを吸収してくれるものがあればそれだけダメージも軽減されます。
商品にもよりますが述べ床面積40坪程度で約40万~60万円位だと思います。
「免震」は地震の揺れを直接上に伝えないので3つの中では一番有効ではありますが、
イニシャルコストを考えると導入は現実的ではないように思えます。
以上、ざっと説明させていただきましたが、予算さえあれば「免震」が一番だとは思います。
しかし、いかに予算内で安全と思えるところに線引きされるかは、それぞれの考え方次第なの
ではないでしょうか?
投稿者 gnomes : 10:15
2007年07月06日
基礎について
こんな現場がありました。
「家の基礎が崩れてきているので見てほしい…」
「き、基礎が崩れるぅ…?」
早速伺ってみました。
ご覧の通り。

どうやら雪の重みでこうなったらしい。
見たところ手練りの無筋コンクリート基礎のようだ。
崩れた基礎の中身は、いたるところに玉砂利(現在では砕石が主流)がのぞき、
コンクリートはすっかり中性化してボロボロ状態。

三十数年前の基礎とは言え、少々お粗末な出来のようである。
今でこそ家の一番重要な所であり、やり直しの難しい所だから慎重に、という
認識があるが、当時は「手練り」という職人の腕や環境に多大に左右される方法。
砂が多くなったり水が多くなったりで、均一なコンクリートが出来なかったのであろう。
加えて無筋コンクリートというのも、より一層強度を弱めた原因にもなっているようだ。
そもそもコンクリートは圧縮強度はあるが引っぱりに弱い。そこで引っぱりに強い鉄筋
を加えることにより、その弱点を補った強靭な構造物となる。
またコンクリートのアルカリ性が鉄筋の腐食を抑えてくれる相思相愛の関係なのである。
コンクリートは経年変化によりアルカリ性から中性化に向かう。こうなるとだんだんボロボロの
状態になっていくのである。
ついでに外壁を剥がしてみた。
ごらんの通り。

工事は古い基礎を撤去し、ジャッキで土台上げをして新しく鉄筋コンクリートで基礎を製作しました。

投稿者 gnomes : 15:10
2007年05月01日
換気について
こんな現場がありました。
「とにかく家が湿っぽくてかび臭い。窓にも結露がすごいんです…」
ということなので伺ってみました。
行ってびっくり、窓は樹脂サッシのペアガラスにもかかわらず水滴が滴り落ち、部屋の中はなんとなくかび臭い。
早速調査。

案の定、2階北側の物入れの壁には黒くカビが生えている。

屋根裏にもカビと結露を確認。
こちらのお宅は築6年の中古住宅を現在の家主様が3年前に購入されました。
どうも換気が怪しいのでは…?
現在の換気状況は熱交換式の換気扇が居間と2階洋室に計2台、「どちらも変な音がして壊れているようなので…」と家主様はどうも稼動させていなかったようだ。
その他1階と2階のトイレにセンサー付、ユニットバス、キッチンに排気のみの換気扇がそれぞれ設置。
そしてこのトイレの換気扇の近くに手を近づけてみたところ、なんと手に風が吹き付けてきたではありませんか!
そうです。換気扇をつけていたつもりが、全く換気されていなかったのです。
いったいなぜなのでしょう?
以前天井換気扇で同じような現象があった現場がありました。「部屋で焼肉ができない…」と。
調べてみたら換気扇内部の逆風止め用のダンパーを内外逆につけていたため、外からの冷気を積極的に入れ、排気はただひたすら逆流してくるという驚くべき現場に遭遇したことがありました。
今回は換気扇フードに付いている防虫用の網が原因でした。
換気扇排気の場合、網付きフードにすると目詰まりしてふさがれてしまい排気できなくなります。そのため網なしフードにして、換気扇をフィルター付きにするのです(この場合フィルターをまめに掃除しなければなりません)。

問題のフード。ステンレス製なのにサビている。軒天換気口もサビている。

フードをはずすと、ごらんの通り。
したがってこちらのお宅では、ほぼ換気されておらず、逃げ場を失った湿気が天井裏等ありとあらゆる隙間へ侵入し、屋根裏や窓、壁の冷たい部分で飽和状態になった湿気が結露を起こし、ついにはカビが生え、ステンレス製のフードや軒天換気口までも腐らせてしまったのです。
平成15年7月に建築基準法のシックハウス対策のひとつとして、ほとんどの住宅及びマンションで常時(24時間)換気が義務付けられました。
換気により汚染物質の排出や除湿をし、気密化する住宅の人体はもちろん建物にも悪影響を与える原因を、計画的に排除しようという目的で施行されました。
よって現在では、常時排気する換気扇が設置され(換気方法は各種ありますが)その場合フードに網なしを使用しても基本的には虫は入ってこないのです。
こちらの建物はちょうどこの法改正の直前に建てられたものなので、気密化はされているけれども熱交換やセンサー付の当時のごく普通の局所的な換気計画によるものでした。
それでも稼動していれば問題はなかったのですが、如何せん中古物件のため仲介者の説明がなければ換気に対する重要性も分からないまま暮らしてしまうという非常に恐ろしい事態になってしまうのです。
結局現在の熱交換式の換気扇を廃止し、自然給気機械排気の第3種換気方式で換気計画をたて施工させていただきました。
ついでに小屋裏の換気不足も考えられたため換気口設置により解消いたしました。
現在は冬場でだいたい40~50%の湿度を保ち、快適に過ごされています。
投稿者 gnomes : 14:44
2006年12月21日
ホームページに事例紹介追加いたしました。
ホームページの「ハウス」のページに、新築編「中央町の家」、リフォームのページに「うどん・そば屋さんのリフォーム」 の事例を追加いたしました。
投稿者 gnomes : 11:43
今年最後の融雪工事
先日今年最後の融雪工事が完了しました。
「数年前屋根を無落雪式のもの(ストッパールーフ)にリフォームしたら雪が積もってドアが開かなくなりたいへんな目にあった。どうにかしてほしい」とのご相談でした。
幸い広いお庭に囲まれているため、雪をある程度落としても近所にご迷惑はかけないとのこと。
玄関から門にかけてのアプローチには絶対雪は落とせないため、そこだけには雪をヒーターで少しずつ融かしながらせき止める工法「アイスカットルーフ」を採用、他の屋根はできるだけ雪を融かしながら落とす方法「ルーフヒーター」を採用しました。

無落雪式の屋根(ストッパールーフ)です。雪を片付けながらの作業です。

屋根を剥がし、防水フェルトを敷きます。

雪を融かしながら落とす側の屋根にルーフヒーターを設置。

片側の屋根が完成しました。

玄関前の雪を落とせない屋根に、雪を融かしながらせき止める「アイスカットルーフ」を設置しています。

完成した途端、雪が降り始めました。

玄関と同じ側の屋根でも手前が居間なので雪が落ちるようにしました。
投稿者 gnomes : 10:39
2006年11月29日
完成見学会
平成18年8月5日~6日、完成見学会を実施いたしました。
ご来場いただき、ありがとうございました。


ダイニング

リビング

キッチン

トイレ

玄関ホール

リビング出入口

玄関
投稿者 gnomes : 14:16
2006年06月23日
施工情報
現在、青森市中央町に新築中です。

長さ5m位の杭を50本程打ち込んでいます

基礎工事中です

基礎が完成しました

いよいよ柱建てです

通し柱の梁受けには金物を採用し断面欠損を最小限に

構造用合板(ダイライト)により耐震性アップ

プレカットにより正確かつ精密な軸組みができます

土台はキソパッキン工法、床は断熱性の高いネオマフォームで施工

気密性を高めるためウレタンで隙間を充てんします

パイプ周りも念入りに

壁にはグラスウールを隙間なく充てんします

屋根の笠木には雪が覆いかぶさるためヒーターを設置

外壁は窯業系サイディング張り通気層工法

天井にも気密性をとるためのフィルムを張ります

クロス貼りのための下地処理中

一部外壁に弾性リシンを吹き付けています

ベランダには木目調の樹脂を巻いたアルミ板を採用

足場も取れていよいよ全貌が…

リビングの一部には調湿作用のあるエコカラットでアクセント

アプローチにはワイヤーメッシュを入れスロープを
投稿者 gnomes : 14:44
2006年06月22日
「住んでみたい青森の住宅2003」にノームハウスが紹介されております。

投稿者 gnomes : 14:39